何かを「決める」って、エネルギーがいりますよね。
正しいかどうか、間違っていないか、
人の目や評価、先のことまで心配になって、
つい決めきれなくなること、私にもあります。
でも、お花を生けるときって——
迷っていても、手を止めたままでは進まないんです。
この花を主役にするのか、
葉を残すのか落とすのか、
角度をどっちに向けるのか。
「どれでも正解かもしれないけれど、今日はこれ」と、
そのときの自分なりの“決断”を積み重ねながら、作品をつくっていく。
私が「決断力を育てるための花の時間」を大事にしているのは、
そんな日々の実感があるからです。
小さな決断の練習を、お花と一緒に。
そうしていくうちに、日常の“選ぶ力”も、少しずつ整っていく気がしています。
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