心を良い方向に向かわせる三種の神器

心の方向は、何で決まると思いますか?
それは、誰もが持っているものです。

私が以前読んだ本では、
「心を良い方向に向かわせる三種の神器」として紹介されていて、
とても腑に落ち、「なるほど」と思ったのを覚えています。

その三種の神器とも呼ばれる3つですが、
①言葉
②表情
③態度
です。

多くの人が持っていて、
忘れることも置いてきちゃうこともほとんどない優れものです(笑)。

この3つ。
何で、心の方向を決める3つなのか。
心を良い方向に向かわせる三種の神器と呼ばれるか?

勘が良い人なら分かると思いますが、
簡単に説明します。

人は声に出す、出さない関係なく、
1日に何万回も自分の言葉を聞いています。
その言葉がネガティブなものなら、
自分の言葉を聞いた心はネガティブな方向に流れていき、
自分を労わるような言葉や励ましたり認めるようなポジティブな言葉なら、
心は良い方向に流されていきます。

だから、まず第一に「言葉」というのは、
聖書でも「最初に言葉があった」と書かれているように
自分自身が思っている以上に、自分の心に関係しています。

例えば、出かける日に雨が降ったとします。
そのときに、何気なくでも「雨だ、最悪~」と言ったら、
脳や自分の心は「最悪」や「今日は最悪」、「雨は最悪」というメッセージを受け取り、処理しようとします。

「最悪」を処理している脳や心は、良い方向に向かうでしょうか?

向かわないですよね。
きっと、「最悪」の気分に心を持っていったり、
「最悪」のことを引き寄せの法則を使って、探してしまいます。
すると、出かける日に雨が降った以上に最悪のことに遭遇するようになってしまいます。

そして、もう1つ考えて欲しいことがあります。
この「最悪」という言葉ですが、
最も悪いこと。自分が生まれてきてから1番悪いことという意味になりますが、
果たして出かける日に雨が降ったことが、そこまで最悪なことでしょうか?

小さな赤ん坊なら、そのようなこともあるかもしれませんが、
何十年も生きてきて、出かける日に雨が降ったことくらいでそこまで最悪なことではないはずです。
ですが、言葉のあやもあって、ついつい「最悪」という言葉が出てしまいます。

このくらい説明されなくてもわかっている、と思う方も多いと思いますが、
少し悲しいことに頭では分かっていても、ついついやってしまうのが人間です(涙)。
(実は、これは私のことです。)

言葉の説明が長くなってしまいましたが、
表情と態度も同じようなことです。

最初は気持ちは別と思っていても、
怒った態度や表情からは、怒りの感情(心)を引き寄せます。
逆に、笑った表情は優しい態度を引き出すのではないでしょうか?

ここは、車を運転するときにどんなに生きたい方向に身体を傾けても、
ハンドルを切らなければそっちの方向に行かないのと同じで、
表情がハンドルの役割をしてたり、
態度がハンドルの代わりをして心を向かわせたい方向に向かせていくように思います。

このようなところから、
「態度で表さないと分からない。伝わらない」という表現が生まれたように思います。

この3つは、一緒にいる人や周囲の人からの影響も受けやすい傾向にあります。

良い言葉を使っている人の側には、良い言葉を使う人がいて、
ネガティブな言葉を使う人の側には、ネガティブな言葉を使う人がいます。
それだけ、言葉は伝染しやすいのです。

それにつられて、表情も同じです。
良い言葉を使っている人には、笑顔の人が多いように思います。

ネガティブな言葉を使う人の表情も同様に、暗かったり、仏頂面をしていたり、
お世辞にも明るい表情と呼びにくい人が多いように思います。

また、ご両親が笑顔が多い家庭の子どもは、自然と笑顔が多い子になるのと同じで、表情も伝染します。

怒りながら、感謝や明るい話題や楽しい会話をできないのと同じくらいつながっていると思っています。
表情や態度も同じです。

言葉に対しての補足ですが、
イチロー選手のインタビューを想像してもらうと
更に分かりやすいかもしれません。

イチロー選手は、インタビューのときにとても言葉を選んでいます。
それは、記者の質問に対して分かりやすい説明を心掛けているところもあると思いますが、
できるだけポジティブな言葉を使うようにしている気がします。

ネガティブな言葉を使ったら、そのネガティブなことが自分に返ってくることが分かっているのと、
それだけ、言葉の力を知っているからだと思います。

一流選手がそれだけ氣を使うくらい、
何気ない言葉であっても「言葉」が自分自身に与える影響は大きいのです。

あとは、説明しなくても想像しやすいと思いますが、
言葉、表情、態度が「心を良い方向に向かわせる三種の神器」と呼ばれる理由は、
言葉を心が良い方向に向かうようにすれば、
言葉、表情、態度が三角形のようにお互いに伝染しあい良い方向に向かわせてくれ、
この3つは、お金も掛からず、忘れることも置いてきてしまうこともなく、
誰でも持っているにも関わらず効果はずば抜けているからです。

この三種の神器。
言葉の選び1つで、諸刃の剣です。

ネガティブな言葉を使えば、それは心が悪い方向へ、
心が落ちていくように流れてしまいます。
そこは、十分にご注意下さい。

この記事が読んで下さった方のお役に少しでも立てたら、嬉しいです。
今日もありがとう。
いつも、ありがとう。

コメント

  1. 神の旅根を集めてコスモスに より:

    ≪…言葉の選び1つで、諸刃の剣…≫は、≪…三種の神器…≫は、ヤマトの国の[三種の神器]が数の言葉⦅自然数⦆を創生したとか・・・

    [神在月のこども]の上映日・・・
    [三種の神器]から汲み取る数の言葉⦅自然数⦆の【1 2 3 4】は、
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    絵本「もろはのつるぎ」(有田川町ウエブライブラリー)

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