こんにちは、伊東 環です。
6月になると、街のあちこちに咲く紫陽花が目に留まります。
雨に濡れながら、静かに、でも堂々と咲いているその姿。
どこか凛としていて、でも決して“強さ”を主張しすぎない。
私はそんな紫陽花に、いつも励まされるような気持ちになります。
今年のお稽古では、大きくふわりと広がる白い紫陽花を主役に選びました。
その相手には、ツンツンとした葉が美しいドラセナ。
色数はあえて少なめに。
でも、空間にはしっかりと“静かな緊張感”が生まれる組み合わせです。
白い紫陽花は、一見とても華やかで強そうに見えるけれど、
ほんの少し角度を変えるだけで、やさしく揺れたり、思わぬ陰影を見せたりします。
それはまるで、人の心に似ている気がします(笑)。。。
無理に明るくしなくてもいい。
どこかでふと変わっていく“色”を、受け入れていけばいい。
紫陽花は、そんなことも教えてくれているようでした。
今の自分の心に、一番合う色はどんな色だろう?
そんなことを考えながら、お花を選ぶのも楽しいかもしれませんね(笑)。
コメント